「ヒバリン、好きです。付き合ってください」
「・・・・・悪いけど、そういう遊びに付き合ってる暇は無いんだ。出てってくれる?」
「ええっ!!??ヒバリン、あたし本気だよ?!」
お昼ご飯を食べて眠くなる昼下がり、
は雲雀のいる応接室に押しかけ、本日も告白。
「はあ、キミって・・・とことんウザいよね。昨日も今日も、ずっとずっと前から」
「うーん・・・ウザいって感情を好きに変えてもらうには・・・「いや、変わらないんだけど」
「えー・・・もう毎日告白してるんだからさー・・さすがに好きなるでしょー?
ってか気になる存在になるでしょー?」
雲雀のソファーでばたばたと足をばたつかせる。
「日に日にウザくなってくる。ほら、今すぐでないと噛み殺すよ」
「はーい・・・わかりましたよー・・・・また後でね」
ひらひら〜と手を振りながら応接室を後にした。
(今日は意外に早く出て行った・・・・?)
雲雀のそんな疑問もすぐに消えていくように、書類の山は積み上げられていった。
――――――――――・・・
放課後、
『えー並盛中の生徒さん、聞こえてますよねー?』
校庭で拡声器を使っている人物が現れた。
雲雀は窓の外を見て、校庭にいる人物探す。
『えーあたし、重大発表がありますー聞いてくださーい!!』
「・・・・ゲ。」
雲雀の口から出ると思えないほどの声を漏らす。
外にいるのはそう、昼過ぎにあったうざったらしい女子。
雲雀は応接室を飛び出して校庭へと急ぐ。
(ったく・・・なにやらかしてんの・・・)
『あたし、 は
この学校、ってか並盛の秩序である(自称)並盛中風紀委員長 雲雀 恭弥と付き合っていまーす』
「・・・・・・・・」
校庭に出ようと靴をはいたところで、雲雀は呆然と立ち尽くした。
(何、そのアリエナイ事実は。しかも、群れてる奴ら・・・聞いてるし・・・ニヤニヤしてるし・・・)
の周りには人だかりができていて、聞いてる奴らを一人一人噛み殺すのも面倒。
でも、このままわけのわからない事実を作られるのもふに落ちない。
「 、ちょっと・・・」
雲雀が近づく、の周りにいた人達がまでの道を作るように避けた。
雲雀を見つけたは超ご機嫌。
『あ・・・・ダーリンw待ってたのよん♪』
人だかりの真ん中にはのすがたが。
台の上にたっているためひときわ目立っている。
「ふざけないでくれる?」
トンファーをに向けると、
『いやーんw恋人にトンファー向けないでーw』
「気持ち悪いよ。あと、こんなに近いんだから拡声器使わなくていいから」
拡声器をトンファーで落とし、破壊。
それを見ては数年前くらいのギャルかなにかのように
「もーヒバリンったらw」
体をくねらせるかのような動きをしたり、声を出す。
雲雀は嘔吐感を覚え、口に手をやる。
「・・・・・ あと、周りにいる人たちも、これを言いふらしたりしたら噛み殺すから、消えてくれる?」
あくまで冷静さを保つように、周りに指示する。
周りも物珍しさよりも恐怖の方が大きかったので、何も言わずにスーっと消えていく。
「で、どういうこと?」
「どういうことっていうかぁ・・・ヒバリン、彼氏じゃんw」
「違うんだけど」
「またまたー!!好きなんでしょー?」
「ないから」
呆れた、と言いながら応接室に戻る。
はもちろんのこと、後ろからついてくる。
「気持ち悪いよ、本当に」
「・・・・」
応接室に入り、一言真面目にそう言うと、しょぼーんとした顔の。
効いたのか?とちょっとビックリの雲雀。
次に、無言でぽろぽろと涙を流し始めた。
雲雀もさすがに驚きで、に近づく。
するとかすかに肩が震えていた。
「ねぇ「いただきっ☆」」
雲雀がの肩を叩こうとした瞬間、顔を上げて一気に雲雀との距離を縮め、
ちゅぅっ
「!!??」
「へっへーんだ!これで恋人同士だもんね!」
キスをされて目を大きく見開く雲雀に対し、勝ち誇ったような。
もう、雲雀の怒りは頂点。
「・・・・・・・・・・」
「ん?なーに?ヒバリン♪」
「噛み殺す」
ビュビュッっとトンファーを取り出し、に攻撃する。
しかし慣れているのではそれを鮮やかにかわし、ソファーに倒れこむ。
「無理だって「どうかな?」
ニヤッと笑った雲雀は、に覆い被さるようにソファーに倒れこむ。
「ちょっと・・・ヒバリン?」
「体でこの屈辱、返してもらうから」
そういいながらの制服に手をかける。
「ちょ、待ってよ!!まだ早いってダーリン!!」
「恋人、なんでしょ?」
「いや・・・だってさ、ヒバリン、あたしのこと嫌いなんでしょ?」
そう言えば、雲雀はまたニヤッと笑い、の耳元に口を寄せ
「これから、たっぷり愛してあげるよ。嫌だというほどにね」
雲雀はポケットからいかがわしいものを取り出す。
それを見たは、ただ顔を真っ赤にする。
「!!ちょ・・・それ・・バイ●じゃん!!そんなの・・・」
「さ、恋人の時間楽しもうか。」
「いーやー!!・・・でもヒバリン、好き☆」
「そう、僕も好きだよ」
「え?」
ちゅぅっ
勝手に恋人宣言
「あと、並盛の秩序は自称じゃなくて事実、僕だから」
「そんなことどーでもいいよ!!」
*
甘いエロギャグになってるしΣ( ̄□ ̄|||)
すでにお題クリアー危ういんですが・・・・。
ギャグとかほとんどないよ・・・。次、頑張ります。