「さーーーーんwww」
「いぃぃぃやぁぁぁぁぁっ!!!!!」
今日もあたしはこのパイナポーの屋敷内を走る走る!!
ひたすら走って・・・逃げる。
なぜかって・・・?
あの変態パイナポーに捕まったら
あんなことやこんなことをされちゃうからですよ!!
でもね、パイナポーは走るのがすごい速いの。
マッハの速さで追っかけてくるの。
しかもクフフって笑いながらやってくるの。
とってーもきもいの。
「待ってくださいよぉw愛しのマイハニー!!」
「ちょ、くんな!!しっ、しっ!!」
「ああ、そんな嫌そうなの顔も可愛いです☆」
「よくわかんないよ!!蹴るよ?!」
「全然バッチコイですよっ♪」
「キタ!ドM発言!!」
「いやいや僕はSですよ!!あなたを気持ちよくさせて興奮しますから☆」
「もういいよ!!」
と、走りながらの会話もお手の物になっちゃった今日この頃。
「さあ!!もう捕まえちゃいますよーww」
「やーだぁぁぁっ!!犬ー!!!千種ー!!!助けてぇぇぇぇっ!!!」
「あ、もしかして犬と千種も交えて4Pですか?!大胆ですね!!」
「なんで?!」
「でも僕的には二人であっはんうっふんしたいのですが」
「一人でヤってろ!!万年発情期がぁぁぁっ!!」
「え?僕の一人でヤってるところを見るのがお望みでしたか?!」
「はぁ?!見たくねぇわ!!」
骸は更に加速。
ああ、もう10メートル・・・。
3メートル・・・。
「捕まえましたよっ☆」
がしっと強く腕を捕まれて、大きく後ろに下がると、
骸の胸の中へすっぽりと体が収まってしまった。
ぐいぐいと腕を解こうにも男VS女。勝てるはずもない。
しかも足も疲れて、アソコを蹴ることもできない。
「ちょ、離して・・・!!」
「顔を真っ赤にさせて・・・もしかして誘ってるんですか?」
「疲れたんだよ!!ったくなんであんたはそういう思考に・・・」
「しょーがないじゃないですかぁw」
「なにが・・・ちょっと!!どこ触って・・・」
「おやぁ?またおっきくなりましたねぇ・・・w」
「やめてってば!!」
ぐにぐにと胸を揉み始める骸・・・。
ああ、いつものパターンはこのまま喰われる。
「ん・・・ぁ・・・」
「なんですか?やめて欲しいんですか?」
「うん・・やめて・・・・」
「わかりました。」
ぴたっと動きを止める骸。
あれ・・・?なんでやめちゃうの?
いつもはこのままお姫様抱っこで自室まで連れて行くのに?
あれあれ?
「・・・骸・・・?」
「やめてと言ったのは、でしょう?」
「・・・そりゃあそうだけど・・・」
「さ、大広間に戻りますか。犬と千種がご飯を作って待っているでしょうしね。」
静かに歩みだす骸。
え、これで終わっちゃうの・・・?
って自分!!何考えてるの?!
あ、骸の服のすそを掴んじゃったよ!!
「なんですか?」
「え・・・あの・・その」
自分、どうしたいのさ!?
「続き、してくれませんか・・?」
おぁぁぁぁっ?!自分、何言っちゃってんの?!
どうした?!ここはそのまま大広間でご飯を食べるところだろ?!
「クフ・・・いいですよ。じゃあ、今日はいつもとちょっと違うことしましょうか・・・」
「え・・・いや・あ・・・///」
ああ、もうあたしは
骸に溺れきってる。
パイナップルカクテル
(お酒の力を借りなくても、あたしはあなたに酔ってるわ)