「ねぇ、構ってよー」



(なんでこう・・・)


「ひーばーりん・・」


(うざいのかな。)



「ひ「黙りなよ」



トンファーを使って距離を置く。


「ト、トンファー・・・使うか?!彼女に向かって・・・」


「彼女・・・?下僕じゃないの?」

「え・・えぇぇぇぇっ?!」



叫ぶに一言、



「はい、構ってあげた。じゃあ、仕事するから」



「・・・・馬鹿・・ひば・・「なんか言った?」




軽く圧力をかけてやると、はごろごろと一人でソファーに寝転び読みかけの本を開いている。


ってか暇なら帰ればいいのに・・・・。






















、帰るけど?」


仕事が終わり、書類を整えながら

ソファーにいるに声をかけてあげると、寝息が代わりに返ってきた。

僕が貸してあげた本なんだけど、よだれ・・・たらしてないよね?



「はあ・・・」


寝ているの顔をのぞく。

黙っていれば、それなりに可愛いと思う。


というかウザくない。




「先、帰るから」


その声に反応したのか




「や・・・やだぁぁぁっ!!!」




突然がばっと起きた



「・・・・」



は僕のほうをじーっと見たまま。


そして、にっこり笑うと




「雲雀・・・一緒に帰ろう?」




(騒がず笑っていればいいのに。)




「?今・・・なんか・・」


「ほら、帰るんなら支度しなよ。もう出るから」


「は・・・はい!!」




待つのは嫌いだからさっさと部屋を出て校庭まで出た。

後ろではすごい勢いでが走ってくる音がする。




「・・ひ・・・雲雀っ」



名前を呼ばれたと思ったら、手首をぐいっとつかまれた。

息を切らしながらは言う。



「手、繋いで帰ろう?」


「・・・」




そういったの手を、握ってやると笑顔で前を向いた













それは、笑顔。